高津川を上る
津和野川編W

木部〜水源
2006.3.11
 本日の前半、吹野〜水源までの「高津川を上るシリーズ」は3キロぐらいで水源に到着してしまったので、時間的には充分余裕がある。このまま帰るのはもったいないので、津和野川の本流の方向、木部小の方に向けて上ることにした。
 いったんMTBを車に乗せ、津和野川と吹野川に分かれるあたりまで移動し、そこからまた、スタートを切った。津和野川の本流である。
 少し行くと、学校らしき建物が見えてきた。木部小である。手前には木部中、実はここには今まで来たことがなく、初めて寄ってみた。なかなかかわいい感じの校舎だ。この辺りの川は、さっきまでいた吹野川の水源近くの渓流の雰囲気とは違い、町の中の川といった表情だ。川はもう一つといった感じだったが、町の雰囲気はとてもいい。古い建物が結構残っていて、昭和を感じさせる街並みで何か懐かしい。

    

   

 しばらく行くと、舗装道路と川まで、少々距離が出てきたため、できるだけ川沿いを走るというルールにのっとり、(勝手に自分で決めたのだが・・・)土手の未舗装の道を進むことにした。吹野川沿いのものすごい山道を経験しているため、この未舗装の道が、とても快適に感じた。一度大変なことを経験すると、それよりもきつくなかったら全然平気になる。何でもそうだとは思うが、経験って本当に大事だということを肌で感じることができた。
 土手の道を進んでいると、前方にひも状に隆起したところを発見。よく見ると、どうやらもぐらが掘った穴のようだ。せっせと掘っているもぐらの姿が思い浮かんでおかしくなった。

   

 この辺りの川は、正直に言って期待はずれだった。匹見峡まではいかなくても、少しは綺麗な川が流れていると思っていたのだが、両岸をびしっとコンクリートでかためていて、町の中を流れている川のよう。水源が近い川とは思えなかった。
 おまけに、いよいよ水源近くだ!と思ったところで、なんと三面張りのコンクリートが出現。それが、結構な距離続いていた。ショック!こんなところを三面張りにする必要なんて絶対ないのに・・・・。そして、下には人家も何もないようなところに砂防ダムが・・・・。そのダムのちょっと上はもう、峠なのだ。これも、絶対必要ないはず・・・。そのダムからは立ち入り禁止になっていたし、もうほとんど水が見えなかったので、ダム側の川はあきらめ、ダムの手前でもう一本川が分かれていたので、その川の方向へ行った。ここも、すぐに溝のようになり、水源らしいところまできた。その横をまだ、上まで道が続いていたので、そのまま進んでみたところ益田と津和野の境の道で、現在はトンネルがあるが、そのトンネルの上をとおっている道だった。峠まで行き、そこで引き返した。走行距離は10.2キロ。

    

    

 車があるところまで、道路を下っていると、なんと途中パトカーが寄ってきて、MTBを止めさせられた。「つぎはぎ日本一周」であちこち旅しているのだが、職務質問は初めて。益田のすぐ近くなのだが・・・。それだけ、自転車を趣味にしている人などこのあたりにはいないということなのだろう。
 ということでいろいろあったが、今日の津和野川を上るは終了。
 木部〜水源までの往復走行距離 18.6キロ


















『高津川を上る』