高津川を上る
津和野川編V

吹野〜水源
2006.3.11
 初夏を思わせるような天気、こんな日はじっとしていてはもったいない。ということで、トレーニングもかねて、午後から「津和野川を上る」の続きをした。登山道のようになった吹野川沿いの道、車は4WDではないのであまり奥までは行けない。前回のところより少し手前まで行き、そこから水源を目指してグレートジャーニーでスタートした。最初のころは未舗装の道で、いい雰囲気なのだが、少し進むと、だんだん急になり、MTBでないと登れないようなそんな道にでる。一番軽いギヤにしてもきついくらいの坂。吹野川は渓流のようないい雰囲気ではあったが、この坂では、それを味わう余裕もほとんどなく、必死になって上っていった。それでも、ところどころはデジカメで写真を撮るのであるが、一度足を着くと、坂が急すぎて、次にスタートするときに空回りのようになって、なかなか難しかった。

    

 それでも、この道は車が通ったような跡があり、それなりの幅もある。きっと、農作業か林業の関係で4WDなどが時々は通るのだろう。途中、ぬかるみのようなところもあり、前回同様ドロが跳ねる中での走行。そんな中スタートから2キロ近く行ったところで、ちょっと開けたところに出た。そこは昔は田んぼがあったらしく、荒地ではあったが、棚田のような地形をしていた。朽ちかけている家もあった。以前はこんな山の中にも人が住んでいたのだ。

  

 途中、何度か、ここが水源かな?と思われるところもあったが、枯れ草が生い茂っているために水が見えないだけで、川は続いていた。少し進むと、水が見えてくるという感じだった。水の流れる音が、川の存在をアピールしていた。それでも、ついに道もなくなり、川も水たまりのようになった。水源とは確定できなかったが、これ以上は無理そう。ということで、吹野川の水源を制覇と自分で勝手に思い込んで、吹野川シリーズを終えた。未舗装の急な道で、途中狭いところや崖になっているようなところもあったので、下りは慎重に下った。MTBの面白さはこんな山道を走ることにあるのだと思うが、その面白さの一端を味わうことができたように思う。

   

   

 水源まで2.71キロという今までで一番短い走行距離。ただし、坂が急だったので、体力は結構つかった。そこから車のある場所までもどって、全部で5.5キロの走行だった。

 吹野川の水源はこれにて終了ではあったが、時間的にまだ余裕があったので、今日のうちに津和野川(木部方面)へ再びチャレンジすることにした。この様子は次回に。















『高津川を上る』