高津川を上る
 福川川編T

柿木〜椛谷
2006.3.25
 午後から時間があったので、『高津川を上る』シリーズ。前回は木部方面を水源まで行ったので、今度は柿木から福川川を上ることにした。福川というところを流れている川なので、福川川というらしいが、ちょっと変わった名前だ。柿木の道の駅に車をとめ、そこからMTBでスタート。

  

 柿木というところは、古い感じの建物が結構残っているところで、雰囲気がある町であるが、ここ数年その雰囲気も少しずつ変化してきている。まず、道の駅ができたこと、それから、古い雰囲気の代表でもあった、柿木中学校も新しくなったことなど。体育館は取り壊されていた。昔の校舎はそのまま残っていたが、たまたま最近新聞で見たのであるが、地域の方のコミュニティーセンターのような役目をもって、そこで食事もできるようにするとのこと。
 少し行くと、小学校の校舎が見え、その横に初めて見るなんともおしゃれな建物が・・・これが新しい柿木中学校だ。新しくなったということは聞いていたので、いかにも新築ですという校舎をイメージしていたのであるが、思ったよりも、あたたかい感じの作りになっていた。

柿木小学校 柿木中学校

 ここらあたりの川も護岸工事はしているのであるが、片側は自然のまんまのところが多いということと、幅を広くとっていることからくるものだと思われるが、いい雰囲気だ。水の透明度もばっちりで、とても綺麗な川だ。

   

 美しい福川川沿いに通っている県道3号線を軽快に進む。天気もいいし、景色もいい。こういう日の『高津川を上る』は本当に気持ちいい。

    

 綺麗だなあ、いいなあ〜という気持ちで進んでいると、支流から水が流れ込んでいる。その支流に目をやると、が〜んという気持ちになる。やっぱり、こんなところでも三面張りの大工事をしている。こうなると、この川は死んだも同然。魚は上れないし、自然の植物も生息しにくくなる。川ではなく、水路となってしまうのだ。なぜ、ここまでする必要があるのか?と再び怒りに似た感情と、むなしさを感じてしまう。お願いだから、もうこれ以上川をいためつけないで!と叫びたくなる。

 本流には、絶対手をつけないでほしい。まあ、でも基本的には福川川はとてもいい川だ。周りの景色もいい。途中、藁の束を面白い形で干してある?、肥料にする?のか、田んぼに点々とあるのが印象に残った。

   

    

 だいぶ奥に入ったところで、なんと、川の中に4台ものパワーショベルが見えるではないか!ああ〜また、ここでも工事か!と思っていたら、道路に大きな穴が2つ空いていた。これは仕方がない。早く工事が無事終わりますように。

 

 福川川に流れ込む川に、さっきのような三面張りの川もあるが、いい感じの滝があるところもあった。釣り人もところどころ見えるようになってきた。

   

 柿木から16.6キロ進んだところになんと、椛谷ダムという大きな砂防ダムがあった。が〜ん。いつも思うが、本当にここにこんな大きな砂防ダムが必要だったのか?と疑いたくなるようなしろものだ。美しい椛谷渓谷の中にドガーンとダムがあるのだ。水をためて、利用しているのならまだわかるが、砂防ダム・・・・。それでも、ここらあたりは紅葉のシーズンになるとそうとう綺麗なところらしい。ダムの上は入れないし、通ることができないが、横から下に降りる階段があり、入れるようになっていた。そこに下りてみると、確かに紅葉シーズンは最高だろうなあという景色があった。(ダムと反対側)秋には是非また、来て見たい。ダムの方を見てみると・・・・それにしてもでかい。本日はここまでで、Uターン。詳しくはまた。

    

    

  帰りは、いつものようにノンストップで下る。最高時速52キロぐらいは出たと思う。谷を上から見下ろすというのもなかなかいい景色だ。


柿木の道の駅に到着 本日の走行距離 30.78キロ



















『高津川を上る』