『しまなみ海道親子ツーリング@』
   尾道〜瀬戸田サンセットビーチ
 2003年8月16日(土)
 昨日、次男が熱を出したため、一端中止した、『しまなみ海道親子ツーリング』であったが、昼ぐらいから復活してきて、元気が出てきたため、今日、改めてスタートを切った。
 昨日もう行くだけというところで、中止にしたので、今日は、準備にはそれほど時間がかからず、予定よりも少し早い朝5時半に出発することができた。
 子どもの疲労のことも考え、今回は高速道路を利用した。浜田から高速に入り、山陽道で尾道までである。料金は4000円。時間にして2時間ちょっとかかった。車の後ろのキャリアに子ども用自転車を2台、私の自転車は輪行バックに入れて車の後ろに積んだ。高速でキャリアがずれたりしないか心配になったが、なにごともなく尾道についた。今回は、キャンプ泊をしながら『しまなみ海道』を行くので、キャンプ道具一式と、自転車の前後のキャリアなど結構大荷物になった。ちなみに準備したものは
 自転車3台、前後キャリア、前後バック1式、寝袋3つ、銀マット(縦に切って50センチ×200センチにしたもの3つ)シングルバーナー、炊飯セット(コンパクトなやつ)、サンダル3つ、着替え3日分、バスタオル3つ、タオル3つ、レトルトカレー3つ、お米5合、カップスープ10袋、シュノーケル1つ、水着3着、ゴーグル3つ、コーヒーセット、フォーク3つ、コーヒーカップ3つ、皿3つ、コップ3つ、テント1つ(一番最初に購入した3人用のテント)、反射タスキ2本、ブラッシングライト3つ、ライト3つ、サイドミラー3つ、などなど、思い出すままに書いてみたが本当に多い。
 今回は、子どもたちが運んだのは、リュックに寝袋と着替えを入れたものだけ。それ以外は全部私が運ぶことにした。「結果的にはこのぐらいのバランスでツーリングのスピードにはちょうど良かった」
 事前にスケジュールを組んでおいたので、駐車場は千光寺公園駐車場と決めていた。ここは、時間でいくらというのではなく1回500円という料金設定だったためで、うまくいけば、500円ですむかな?と思って計画した。しかし、実際は1日500円ということで、3日間で1500円だった。それでも3日間止めてもこのくらいですむのだからありがたい。ただ、千光寺は結構高いところにあるので、帰りにここまで上がってくるのが大変ということが欠点といえば欠点である。
 ここの駐車場で自転車を組み立て、いよいよ尾道の町へ出発である。

尾道についたよ 荷物満載   

 最初は、千光寺から町へ向け下る。とても気持ちいい。朝食を取っていなかったので近くのスーパーでパンと飲み物を買った。千光寺公園から来たのではあるが、やはり、尾道といえばロープーウェイに乗らなくては・・。ということで15分おきに出発のロープーウェイで再び千光寺公園の展望台へ。そこで朝食のパンを食べ、尾道の景色を楽しむ。ここからは、尾道水道とそこを行きかうフェリーがなんとも言えずいい感じである。
  そうしているとパンを食べているすぐ近くの木にセミがたくさん止まっているのが目についた。ここのセミは結構辛抱強いというか、鈍感というか?随分近くによっても飛び立たなかった・・・なぜ?写真のような接写も余裕だった。

ロープーウェイ 尾道水道 千光寺公園 セミ・・接写

 食事も済んだところで、文学の小道を下りていった。ここ尾道に関係がある文学者の詩や文章の一部を石に刻んである。ここもとても雰囲気がある。バックにロープーウェイが通っているときなどは特にいい。
 千光寺にも参り、再び尾道の町中へ。ここで、すごい行列に遭遇。どうやら尾道ラーメンで有名な『朱華園』というお店ではないかと思う。それにしてもすごい行列だった。

文学の小道 すごい行列

 尾道から水道を通っているフェリーを使うか、尾道大橋を通るか迷っていた。一応フェリー乗り場まで来たが、フェリーが丁度出港した後だったので、それなら、尾道大橋を渡っていこうと考えを変え、橋に向かって進んだ。尾道の人に聞くと、ほとんどの人がフェリーに乗ったほうがいいというが、インターネットでツーリングしている人のホームページには問題なく橋を渡っていくことができるというようなことを書いてある。ここはツーリングしている人の言葉の方を信じて、橋を渡ることにした。しかし、実際、橋を渡ってみて、フェリーの方が正解だったかな?と思った。というのも、ツーリングをしている人は大人なので、今回のように小学生の息子と一緒という想定でホームページに書いているわけではなかったのである。橋に着くまでの上り坂は車が横をびゅんびゅん飛ばすは、歩道は狭いはで、小学生の息子たちにとって、やはり危険な感じがした。けれども、充分注意して、ゆっくりゆっくり進んで、なんとか橋を渡ることができた。通行料はなんと1人10円。
 大人だけなら尾道大橋を渡っても、全然大丈夫であるが、子どもがいる場合は、フェリーを利用する方が無難であるという結論に達した。
 尾道大橋をわたって最初の島は「向島」である。ここにはフラワーパークなどがあるがよらずに、因島へ向かった。
 途中、子どもたちが少々疲れた様子なので、橋が見える休憩所で休むことにした。ここで、少し腹ごしらえをと思い、朝食用に買ったパンのあまりを食べさせた。

尾道大橋 休憩中

 どうもこれと水分のとりすぎでお腹の調子が悪くなったらしい、なかなか出発しようとしないので、ここは「厳しく」と思い、「出発するから」といって、ぐずぐずしている2人をおいて、先に進んだ。予想ではあわてて追いかけてくるはずだったのであるが、なかなか来ない。ん?と思ってちょっと行ったところで待っていると、長男が走ってきて、「弟がもどした。」と報告にきた。そういっている長男の口のあたりにももどした形跡があった。どうも、二人とも私が出発した直後にもどしてしまったらしい。また、もどした場所が自分たちが座っていたすぐ近くで、コンクリートの上だった。これを見て、「なんで、土の上にもどさんの?ばかじゃのー」と言ってしまった。まずは、大丈夫?といたわってもいいはずなのに・・・鬼のような父親だと後で反省。草などを上に乗っけて、近くにあったほうきで掃いて、そこの掃除をした。
 しかし、よく考えると、長男は自分ももどして調子がわるいはずなのに、泣きもせずに必死で私を呼びにきたのだ。なかなかたくましいと思った。私が小学校4年生のころはどうだっただろうか?こういう状況だったら長男のような行動ができただろうか?そう思うと、長男を頼もしく感じた。
 こういう状況でも、ここは行くしかないと2人に話して聞かせ、もう少し休憩してから、出発した。次男はけろっとした感じで、もどしたからお腹がすっきりしてすいてきた。などど言う。
 『しまなみ海道親子ツーリング』最初からこんな様子なので、これから先は、大丈夫か?と多少心配になる。しかし、ここは行くしかない。

因島大橋 自転車歩行者専用のぼり道 2階建ての橋だぞ〜 気持ちいい〜 料金箱

 これからわたる橋は、「因島大橋」という橋で、自動車道と、自転車歩行者道とが2階建てになっているとても変った橋である。自転車の上り口は橋よりも少し離れた場所からで、緩やかな坂道になっていた。ここを自転車と歩行者が使って橋まで登っていく。次男は上りが続くので少々きつかったらしいが、それでも橋が2階建てになっていることを知ると元気を取り戻して喜んでわたっていた。橋の下は海。それもそうとう高い部分を通っているのでとても気持ちがいい。
 今回のツーリングでとても重宝したのが、100円ショップで購入したペットボトルにつけることができるスプレー。ジュースを飲んだ後、ペットボトルに水をいれ、暑くてばてそうなときにシュッと一ふき顔や、腕、足、お腹などに吹きかけると涼しくなり元気が出てくるのである。今回何度も何度もこのスプレーで暑さをしのいだ。
 因島大橋を渡り、因島に入った。因島公園に白い恐竜が造られてあり、そこでも子どもたちの体調を考えて少し休憩した。

夏の秘密兵器 水のスプレー 恐竜だ〜

 その後、今日の目的地の一つである因島水軍城に向かう。ちょっとした峠を越え進む。いろいろなことがあり、なかなか昼食がとれずにいた。3時を過ぎたところで、お好み焼き屋が見えてきたので、ここでとることにした。お好み焼き屋ではあったが、焼きそばと焼きうどんを注文した。卵焼きが上にしっかりのっていてとてもおいしかった。
 そこで、因島水軍城までの道を聞き、先へ進む。ここは最後の300メートルぐらいは急な坂道で、少々きつかった。
 因島水軍城は、南北朝〜戦国時代に活躍した因島村上氏の居城を復元したもので、中には水軍にまつわる資料が多くあった。子どもたちは船の模型に興味を示していた。特に当時の船は大きな船なのに櫓がたくさんあり、人の力でこいでいたというところに驚いていた。
 出入り口のところに記念撮影用にかぶとと着物、刀が置いてあった。早速記念撮影。ご満悦の息子たち。
  水軍城から海に向かう道で、本日最初のトンネル。ここのトンネルは歩道が狭く、危険と判断したため最初に長男、次に次男最後に私という順で列をつくり進んだ。念のために、反射タスキと、ブラッシングライトを点滅させる。さすがに、『しまなみ海道』だけあって自転車も多いのであろう。横を通るときには自動車もスピードを緩めたり、大きく迂回してくれたりした。 

遅い昼食 因島水軍城 かっこいいでしょ

 今日3つ目の橋『生口橋』。この橋は、自転車・歩行者専用の道が生口島に向かって左側、真ん中は自動車専用道、右側が原付専用というように3つの道からなっていた。高い場所を海の景色を楽しみながら進んだ。橋の上を自転車で進むのは本当に気持ちいい。橋を渡って生口島に入る。
 『しまなみ海道』といっても、場所によって整備の度合が違う。生口島は比較的よく整備されており、サイクリングロードのしるしもはっきりしていて走っていて危険を感じることがない。

生口橋 生口橋2 

 生口島は、耕三寺など、見たいところがあるのであるが、今日は、とりあえず瀬戸田のサンセットビーチのキャンプ場に行き、寝る場所を確保しなければならないので、耕三寺は明日行くことにし、先へ急いだ。瀬戸田の町の中でゆかた姿の人がちらほら・・・・なにかいやな予感が。そう、実は今日は『瀬戸田夏祭り』だったのである。なんと会場はサンセットビーチ。となると、キャンプ場も一杯かも?と思い、おそるおそる電話を入れてみた。案の定予約で一杯でこれ以上とまるところがないという返事。困った。次のキャンプ場まではそうとうある。どうするか迷ったが、多々羅大橋の入口の横の空き地に祭りが終わったころにテントを立てることにして、とりあえずは、サンセットビーチに戻って、祭りを楽しむことにした。息子たちはうきうき気分だったが、私は、ここにキャンプできなかったことにショックを感じてあまりはしゃげなかった。

 

 祭りはとても盛大なもので、コメディーナンバーワン(あほの坂田)が漫才をやったり、太鼓などの出し物があったりした。晩飯は屋台の焼きそばとから揚げ、などを食べた。8時30分ごろから、いよいよ花火である。この花火が量、質ともすばらしく、思わず拍手喝さいだった。子どもたちもとても喜んでいた。花火が終わり、会場では抽選会がその後30分ぐらい行われていた。それも終わると、今まで一杯だった会場もあっという間に人が引けていった。キャンプをしている場所も人が少なくなり、まだいくらでもテントを張ることができるスペースが出てきた。こうなると、設備が整っていない橋のたもとに行くよりも、ここの空いたスペースにテントをたてて、明日、朝、事後承諾を受けることの方が賢明と思えてきた。管理室を覗いてみたがさすがに遅い時間で人がいない。やはり、事後承諾だ。ということで、夜中にテントを立て、そこで寝ることにした。残念ながらシャワー設備は、祭りのためいたずらされたらいけないということだろうと思うが使用できないようになっていたので、この日はシャワーなし。夏の暑い時期、しかも50キロも自転車をこいできた我々にとってシャワーがあびれないということはなによりもつらい。が、しかたがない。ここで、活躍したのが、昼間は暑さ対策で使っていたスプレーである。これを体にかけ、タオルで拭き汗を流した。
 なぜキャンプ場の予約をしなかったのか?というと、1日にどのくらい進めるか見当がつかなかったからなのである。予約をしてしまうと、そこまでは必ず行かなければならないという制約ができてしまう。キャンプ場がどこにあるかということは調べてきたのであるが、今回はあえてキャンプ場の予約はしなかったのである。
 こうして、なんとか寝床を確保して『しまなみ海道ツーリング』1日目を終える。 

   本日の走行距離 50.57キロメートル。

 











『つぎはぎ日本一周』