サイクリングレポート

  益田〜宇部U
  2005.12.30
 前日の円馬づくり(器械体操の練習器具)で久々にD・I・Yをしたからだろう。相当体力を使って疲れていたようだ。朝は目覚ましをかけていたにもかかわらず、なんと目が覚めたのは10時50分・・・・一瞬目を疑った。予定では部屋の掃除などをしてからトレーニングもかねて宇部に向かって自転車で行くことにしていたのにだ。何もかもほっておいて出発すれば11時ぐらいには出れたかもしれないが、さすがに正月をこのままの状態で迎えるのはちょっとと思い、最低限の片付けをしてから、遅い出発にはなるが、決行することにした。
 宇部までおよそ120キロ、12時に出発したとして、ツール・ド・国東のペースだと5時間ちょっとでいける。まあ、レースの気合を差し引いて6時間を目標として最後は暗い中を走行することになると覚悟した。最悪の場合は途中まで自動車で迎えにきてもらえばいいと。ということで、12時にスタート。ツール・ド・国東のペースはアベレージ24キロこれを5時間キープするというのはなかなか大変なのである。最初ややハイスピードで進んだ。昨年も同じ日にこのコースを走っている。

    

 昨年は途中、雪まじりの雨がふったりしてとても寒かったことを思い出す。今日は、晴れていたので厚着をしたぶん暑いくらいだった。ただ、今までに降った雪がまだ相当あり、雪景色の中での走行になった。津和野の峠を越えて願成就温泉を通る。ここまではまずまずのペース。そこを下るとき、左手にため池があるが、そこ一面氷か雪で覆われていてとても綺麗だった。積雪は写真でもわかるように60センチぐらいであたり一面が真っ白だった。幸い道はきちんと除雪されていて雪がなく、走行には影響はなかった。ただ、路肩の部分には雪があるため、あまり横に行けず、車が後ろから追い抜いていくときに神経を使わなくてはならなかった。

    

   

 徳佐あたりが一番長く感じる。進んでも進んでも休憩する予定にしていた長門峡の道の駅にはなかなかつかない、そんな感じだ。スポーツドリンクもなくなり、長い坂。あと少しで道の駅というところで、エネルギー切れのような状態になり、座るところも何にもない道端で立ったまましばし休憩。朝リュックに入れておいたアップルパイを食べる。これで少しは元気になり道の駅までたどりつくことができた。道の駅に着いたのが3時40分ぐらい。昨年はびしょびしょになって、この店に入ったことを思い出す。そのときと同じ席に座りカツ丼を食べた。あまり長居をしては先が心配なので、すぐに出発した。たしか4時ごろだったと思う。

  

 ここからも上りが続く。ふとももが時々ぴくぴくとしてつりかけたがなんとかもった。峠のトンネルを何本か通るが、益田からのコースだと、トンネル内は下りが多いので助かる。今までの『つぎはぎ日本一周』でもそうだが、トンネルを通るときが一番怖い。危険を感じる場所から早く抜け出せるので下りなのは本当にありがたかった。木戸山トンネルを抜けると山口の街までずっと下り50キロ平均ぐらいで車の流れに乗って走る。夏なら相当気持ちがいいのだろうが、真冬では、さすがにきつい。本当なら下りは漕がなくても進むのだけれど、寒さをやわらげるためにギヤを重くして力を入れて漕いだ。
 山口の街に入った頃薄暗くなってきた。サングラスのレンズをクリアーに付け替えた。また、ヘッドライトの電池を新しくいれ。テールライトも入れ替え、点滅させて、しっかり自転車のことを車にアピールした。命を守るためには必要なことだ。時々ママチャリの無灯火、右側通行を見ることがあるが、ほとんど自殺行為だ。
 小郡では、すでに真っ暗、自動車を呼ぼうかとも思ったが、テールライトもしっかり点滅させてもいるし、このまま夜間走行をすることにした。頭の中には八神純子の「夜間飛行」のフレーズが浮かんできた・・・・古い?よね。
 昨年は自動車専用道か普通のバイパスかよく分からない道を通ったが、今回は小郡から宇部まで県道335号線方向に進むことにした。
 結局6時30分に宇部の家に到着。目標の6時には着けなかったものの、まずまずの時間。昨年はこのコースで2回もパンクをしたのだが、今回は1回もパンクしなかった。道路が乾いていたからだろう。また、ハイペースで漕いだためか久々に膝が痛かった。そういえば8月の平戸のときも痛かったかな?

 まあ、無事到着できたことが一番。達成感のある走行になった。

今回の総走行距離  110.73km
    時間       5時間18分
    アベレージ   20.9km
    















『サイクリングレポート』