『周防大橋〜光』
2004.6.7
 前日が勤務日だったので、月曜日の今日が代休。息子たちは学校に行っているので、つぎはぎ「日本一周」を実行するのにはもってこいの日である。前々日までの天気予報では雨?という感じであったが前日の天気予報で曇りに変わっていた。少々雨が降ってもなんとかなるだろうということで、決行!
 どこに行こうか迷ったが、次の日が勤務なので、あまり遠くへは無理。そこで、正月に行った周防大橋から山陽方面へ行くコースを選択。しかし、周防大橋には電車が止まらないので、輪行して帰ることを考えて新山口駅、(前は小郡駅といっていた)で車中泊をすることにした。
 今回から再生したビアンキも『つぎはぎ日本一周』の仲間入り。高低差があまりない平地中心のツーリングのときにはビアンキ。高低差があるとき、(鋳物師戻峠のような峠があるコース)はグレートジャーニーという使い分けをしていこうと思う。
 さて、まずは、新山口駅から周防大橋まで行かなければならない。これが結構距離があった。また、途中のバイパスが自転車が通っていいかわからないような道だったので、遠慮して下の道を行ったので、少しややこしかった。それでも雨も降らずツーリングにはちょうどいい天候。周防大橋が見えてきた。この湾はとてもおだやかだ。
 藤尾山公園で小休憩。
  
 秋穂〜防府までの道のりは農地が広がっていた。島根県では出雲平野以外ではこれほどまとまって農地があるところはそうそうないような気がする。気分も大きくなる感じ。
  
正月に行って、お休みで残念な思いをした、防府のビークルという自転車店に寄ってみた。今回は開いていた。さすがにインターネットでも手広く販売をしているだけあり、いろいろな自転車GOODSがあり、いつまでも見ていたい感じだった。自転車ということで、あまり荷物になるものは買えなかったが、ヘルメットと、サイクルコンピューター、ブレーキシュー、チェーン洗浄機などを購入。益田ではなかなか専門店がなく、こういうパーツは手に入りにくいのである。また、来たいと思った。
 早速購入したヘルメットをかぶり、ツーリング再開。やはり、安心感が違う。ヘルメットをかぶると、気合が入るし、車の方からも一目置かれるといった感じがした。注目度という意味からも安全度がアップするように思う。
   
 『つぎはぎ日本一周』をする中で、ただ走るというだけでは、せっかくの日本一周ももったいない。コースの中で必ず見学地を考えることにしている。今回は、防府や徳山というルートなので、まず、防府といえば山頭火。山頭火に関する場所を訪ねてみることにした。地図を片手にうろうろして、それらしき小道に出た。「山頭火の小道」というらしい。そこはちょっと古い雰囲気が残っている感じのいい道である。ところどころに山頭火の詩がかけてある。ただ、新しい壁や古い壁があり統一されておらず、大分の臼杵や杵築などに比べると整備されていない感じもした。それが自然の状態でいいという意見もあると思うが・・・。
 さて、一番ショックだったのは、山頭火の生地が工事中だったということだ。(写真)工事の様子を見ただけで終わった。普段ならお目にかかれるはずの石碑もビニールシートで覆われていた。残念!
   
次に向かったのは、防府といえば防府天満宮。平日なので、人も少なく、落ち着いた参拝となった。

  

 防府を出て、国道2号線を東へ進む。海岸線を離れ山の中へ。上り坂が続く。椿峠というところだ。標識を見ると標高94メートルと出ていた。真砂までの通勤では195メートル上っているので、このぐらいならまだ平気だ。次に向かったのは徳山。合併で周南市という新しい市名になった。以前六日市に住んでいたころによく買い物に来ていたところである。
 ここで見学したいと思っていたところは、人間魚雷「回天」の基地として有名な大津島である。ただ、フェリーに乗っていくようになるので、フェリーの時間が心配だった。フェリー乗り場に行くと、そこのおばさんが、「さっき出たばかりよ、もう少し早く来るといけたんじゃけどねえ」と残念そうに言った。次のフェリーは1時間以上後になるということと、そのフェリーに乗ると、記念館には30分しかおれないという。また、帰りが6時前になるということを聞き、残念ながら、今回はあきらめることにした。
 下松〜光と進む。途中大きな工場もあり、山陽側の雰囲気も味わう。また、途中松くい虫にやられてない結構大きな松が残っている自転車道もありそこを軽快に進む。柳井まで行くかどうか迷ったが、明日のこともあるので、今回は光で終了することにした。ビアンキを輪行バックにいれ、電車で帰る。下校途中の小学生や高校生と一緒になったが、それほど混むこともなかった。この電車の中でうとうとするのが、疲れをとる秘訣であり、とても好きだ。新山口までの1時間ちょっとの時間休憩になった。電車に乗っている間に雨が降り始めた。柳井に行っていたら途中で雨になっていたろう。電車の中なので、影響はなし。ついている。

    

 さて、新山口に着いたところで、自転車を再び車に乗せ、益田まで帰った。

 

本日の走行距離 80キロ
 費用 JR 光ー新山口 950円
     駐車料金 500円














『つぎはぎ日本一周』