ここ数年、夏というと本当に夏らしく、うだるように暑い。今年も例外ではなく、本当に暑い。
 午後、少し時間ができたので、子どもたちとサイクリングにいく。今回は、避暑をかねて、川で泳ぐことにした。
 しかし、泳げそうな川は、高津川の上流か、益田川の支流かどちらかだなあと考え、時間の関係で、今回は、益田川の上流にいき、綺麗な支流で泳ごうと考えた。
 出発。初めて、トンネルを自転車で通る。益田トンネルは、歩道がしっかりしていたが、歩道がないトンネルは本当に気をつけなくてはならないと感じた。歩道とガードレールがあるにもかかわらず、多少の恐怖感を感じた。車に乗っていると気がつかないが自転車や歩行者にあまりやさしくない道が結構ある。採算のとれそうにない山陰高速道路よりも、こうした地域に密着した道路の歩道の確保をしっかりとしてもらいたいなあと感じた。
 さて、益田川を上っていくのであるが、ここで泳ぎたいなあと感じる場所にはなかなかお目にかかれなかった。支流の伏谷川(蛍の名所)にも行ってみたが、ここは、綺麗なことは綺麗だけれども、溝のようで水量があまりに少なく泳ごうという感じではなかった。  
 自転車は、旧国道を通って益田川を上った。この道は、私が真砂に住んでいたころにはよく通っていた道で、とても懐かしい。そこを、どんどん上っていくと、久々茂の手前で、頭がぬれていかにも川で泳いいたという中学生に遭遇。きっと、この付近には泳げる場所があるんだろうなあとうれしくなる。
 しかし、今ひとつ魅力的な場所がないので、仕方なく、久々茂の川で泳ぐことにした。水はまあまあ綺麗かなあというぐらいで、お世辞にも清流とは言えない。しかし、避暑には丁度よく、子どもたちと楽しむことができた。上流にはそれほど人家は多くはないのに、なぜ、もう少し綺麗な川にならないのか不思議な感じがした。
 けれども、ハイゴやどろばい、ごりなど川魚がおり、もう少し綺麗で透明度があればなかなかの場所ではないかと思う。きっと昔は、夏になると大人も子どもも川につかって避暑をしたに違いない。

 私が子どものころ真砂では、小学校2年生までは川で泳いでいた。3年生になった時に、プールができたので、川で泳ぐことをしなくなったが、今考えるとなんてもったいないことかと思う。ただ、泳ぎはしなかったが、川遊びは盛んにやった。網をもって、魚を捕まえ、かわらに池を作り、そこで飼ったりした。懐かしい思い出の一こまである。日本中の川が綺麗になって、川遊びが復活していくことを願うばかりである。

 そういえば、今朝のテレビで栃木県の田川という川に鮎がもどったという報道をやっていた。そこはビルの立ち並ぶ大きな町で、その真ん中を川が流れていた。そんな場所でも、人々の努力で鮎が釣れる川になるといもので、本当に素晴らしいことだと思う。鮎の釣り人もたくさんいて、結構大きい鮎が釣れていた。



川につかるととても気持ちいい。暑さを忘れる。

およそ往復10Kmのサイクリング。