D 松江〜米子 『松江〜鳥取@』
2003.6.20〜21(写真をクリックすると拡大します)
6月20日(金)に松江に出張があった。この機会を日本一周に生かそうと、計画を立てた。出張の時に、自転車も持って行き、出張の勤務が終了したら、すぐに松江を自転車で出発。その日のうちに米子まで行く。そして、そこで宿泊。次の日に米子から鳥取までいく。それから電車に乗って松江まで帰り、ふたたび自転車を持って益田まで帰るという計画である。
益田から離れていく目的地。苦労も多いが、夢を一歩一歩実現しているようで達成感がある。
会議は、予定よりも1時間近く早く済んだ。松江に車を置いておくいい場所がないか、松江市内をぐるぐると回る。市民体育館の横の市営駐車場とも考えたが1時間200円、まる1日以上も置くことになるので、出費がいたい。次に考えたのは市役所の駐車場。しかし、ここもいっぱいだった。う〜ん次に思いつくのは・・・少々遠いが運動公園の駐車場。ここはなんとか空いていた。しかし、よく見ると22時に閉鎖されると書いてある。明日は遅くても19時か20時には松江に戻ってこれるだろうと思い、22時閉鎖は大丈夫だろうということで、ここに駐車することに決定。(松江市さん趣旨とは違う駐車ごめんなさい運動をするということで許してください。)
駐車場さがしに思ったよりてまどり、結局松江を出発したのは午後の4時すぎになってしまった。この調子だと、米子には遅い時間につくことになるかも・・・。そう思いながらの出発だった。
運動公園から一度松江駅に。ここから今回のロングツーリングがスタートする。松江には、裏道が何本もあり、多少信号待ちが多くなるが、裏道の方が車をあまり意識しないで気持ちよく走ることができる。松江の町中をぬけ、少しすすむと、「矢田の渡し」が見えてきた。ここは、通勤、通学のためにそうした時間だけに運行するそうである。たくさん橋ができた現在、貴重な渡しである。
再び気持ちよく進むと、今度は中海大橋が見えてきた。ロングツーリング中、角島大橋、浜田マリン大橋など、大きな橋があると通ってみたくなる私である。この橋を見逃すわけにはいかない。早速、登ってみることにした。下ではそれほど感じなかったが、台風が過ぎた直後ということもあったのかもしれないが、ものすごい風が吹いていた。しかし、大きな橋から見る景色はとても美しい。15年ぐらい前に、まだこの橋が建設途中だったころ、銀河鉄道999のように、空に向かって橋がのびていて空で切れていたのを思い出した。その橋を今、通っているのである。下から見たら、かなりの角度で空に向かっていたように思えたが、実際登ってみるとそれほどきつい坂ではなかった。しばし、景色を堪能して、Uターンした。
もくもくと進んでいくと、安来駅が見えてきた。安来は、出雲に住んでいたころ(新採3年間)に、秋田健一先生が世話人になっていた山陰教育サークルをやっていた場所である。2週間に1回出雲から通ったので、とても思い出深い場所だ。金曜日の学校が終わると約2時間かけて、通っていた。たくさんの情熱とたくさんの技術をいただいた。今でも秋田先生とはいろいろな会でお会いする。大尊敬の先生である。「そうそう、この道を通っていたなあ」と懐かしさを感じながら進む。
また、少しすると、当時から不思議に思っていた山の真ん中に穴があいている箇所が見えてきた。防空壕跡?かな。
そして、本日の目的地、米子に到着である。ここで宿泊をする予定であるが、どこか、安いホテルでもないかなあと思っていたところ、すごい看板が・・・・1泊2食付き2580円。
ユニバーサルホテルである。 もうここしかない。ということで、今夜の宿決定。それにしても一泊2食付で2580円は安い。多分日本一では?と思うほど。さて、駐車場のところに行って、自転車はどうしたらいいか聞いたら、「そこの横のところに鍵をして置いておいて」ということで、自転車の駐車料は無料だった。
ここの部屋は普通のホテルとは少し違っていて、鍵が2つある。最初の鍵でドアを開けると、小さなスペースがあり、その横に風呂とトイレがある。その奥に2つドアがある。すなわち二部屋で一つの風呂トイレがあるというものだ。なるほど、2580円という破格の値段の理由はこういうところにしかけがあったのだ。しかし、そうはいっても、大浴場にも入れるので、全然OKである。夕食はやや品数が少ない印象を持ったが、なかなかおいしかった。
ツーリング中の宿泊は2回目であるが、酒が好きではないので夜に飲みに出ることがない。そうすると、夜の時間が思いのほかゆったりしているのだ。家にいるといろいろしなければならないことがあるので、あっという間に時間が過ぎるのであるが、この日はコンビニで雑誌を買ってきて、それを読んだり、普段はあまり見ないテレビを見たり、明日の行程を考えたり、大浴場にゆっくりと入ったりとのんびりと過ごし、早めに就寝した。
《そのAへ続く》
『つぎはぎ日本一周』