松江サイクリングレポート
島根大学で講座があったため、3週続けて松江に行くことになった。島大には自動車は乗り入れることができないので、毎年自転車を積んで行くのであるが、今年も同様に積んでいった。3回とも天気に恵まれ、講座が終わった夕方、松江の街を散策した。1日席に座って講義を聞いた後の自転車はとっても気持ちよかった。
2006.8.10
講座が終了した4時半ごろはまだ明るかったので、自転車で松江の町をポタリングすることにした。最初は、前回も行ったのだが、松江城に行った。いつきても、なかなかいいものだ。
松江城の後、どこへ行こうか迷っていたのだが、まずは宍道湖大橋へ。この橋は改築工事で私が大学生のころに比べると随分幅が広がり、渋滞も緩和されたものと想像する。橋のたもとにトンネルなどもできていた。トンネルをくぐると、そこに小船が係留してあるちょっとした港?があった。
次に向かったのは、松江の夕日を見に嫁が島付近の湖岸に行った。20年前、学生の頃4年間松江に住んでいたのであるが、恥ずかしいことに嫁が島の夕日を生で見たことがなかったのだ。あれだけ、有名な夕日スポットであるのだが、今まで一度も見たことがなかったというのもなんだか不思議だ。
その夕日スポットに行くと、先客が何名かいて、夕日が沈むのを今か今かと待っているようだった。私も、いい場所を確保し、夕日が沈むのを待った。若干雲があり、真っ赤というわけにはいかなかったが、それでもとても素敵な夕日を眺めることができた。夢中でデジカメのシャッターを切った。夕日が沈むゆったりとした時間をしっかりと堪能でき、来てよかった〜と思った。
2006.8.17
今日も、講座が終わって時間があったので、自転車で松江の町をポタリング。宿泊している教育会館を出発。松江は水の都と言われるだけあって、いたるところに水路がある。その水路を堀川めぐりの船が通っている。これがまたいい感じ。
今回は、ちょっと遠出をしてみたくなって、牡丹(ボタン)で有名な大根島近くまで行くことにした。街中を西から東へ通り抜ける。国びき道路のところに「くにびきメッセ」が見えてきた。ここの横の道を通って、楽山公園前の道を通り大根島方面へ行く。行きは朝酌小の横から峠を越えて行くことにした。この峠、結構いい運動になった。
峠を上るときには、汗びっしょりになる。しかし、下りは本当に気持ちいい。これがたまらない。下ったところで、右に進み、大海崎橋を通り大根島へと続く長い直線道路に出る。時間の関係で、今日はここまでとした。
帰りは行きとは逆に中海大橋方面へ行く。中海大橋・・・以前もどこかのページに書いたが、大学時代か、教員のなりたちのころかははっきり覚えていないが、工事中で途中まで橋が伸びていて空中で切れている状態だったことがある。そのとき、銀河鉄道999みたいだ!と思ったことを思い出す。現在は完成していて、ここら辺りの人は随分と便利になったと思う。
中海大橋ができるまでは、ここら辺りの人々の足となっていた「矢田の渡し」現在でも運営しているようで、運賃が標示してあった。大人40円、小人30円。安い!ここを通過するころ、丁度夕日が!宍道湖の夕日もよかったが、ここの雰囲気もなかなか。
その後、食事をしたりしたので、宍道湖大橋に帰るころには暗くなっていた。
2006.8.24
夕方、今日も明るいうちに終わったので、前回同様、自転車でポタリング。先週、大根島の入り口まで行ったので、そこまで、車に自転車を積み、そこから大根島を一周することにした。前回は雲がかかっていてあまりよく見えなかった大山が今日はくっきりと見えていた。直線道路は見た目より随分長く、いつまでたっても渡れないような気がした。
大学時代から気になっていたものがやはり、今も残っていた。それは、船の残骸・・・。以前にまして朽ちているので、よけい迫力がある。以前、車ではあったが夜中に、この道を通ったとき、この船の残骸を見て恐ろしくなったのを思い出す。
以前は跳ね橋があった江島と境の間。時々ここを通ったことがあるが、橋が跳ねるときに出くわしたら、待たなくてはならず、いらいらする気持ちと、めったにないので、なんだかラッキーという気持ちと両方を感じていたように思う。現在はとても立派な江島大橋ができていた。ちょうど、中海大橋のような形状だ。この橋は結構長く、しかもアーチが高い。自転車は押していかなくてはならず、大変だった。橋の上から、以前の跳ね橋の撤去跡が見えた。
暗くなってきたので、大急ぎで帰った。松江の街に着いたころ、思いもがけず花火大会が・・・。得した〜。
何かとリンクすることで家族にも気兼ねなく、そして、無理なく自転車を楽しめるということを実感できた松江サイクリングだった。
まだ、来年も島大の講座に出席しなくてはならないので、ルートを考えておこうっと。
『サイクリングレポート』