ついに買ってしまった! 
PINARELLO GALILEO 

『ピナレロ ガリレオ』

 自転車を趣味にしてから、インターネットや雑誌で、ツール・ド・国東や石見ライドなどで、いろいろなメーカーの自転車を見るようになった。トレック、コルナゴ、キャノンデール、スコット、ルック、アンカー、ビアンキ、ジャイアント、ピナレロ・・・・。いいなあ〜いいな〜と思っていた。この春、チーム寺子屋のHさんがトレックを購入してその軽さなどを見るにつけ、新しいロードバイクがほしいな〜という気持ちがどんどん高まっていた。ビアンキのロードバイクはかっこいいし、ほとんど、自分で組んだので、とても愛着があるのであるが、さすがにクロモリで、新しいロードバイクに比べると少々重いというように感じていた。
 以前、大島ツーリングでYさんの愛車はコルナゴのC40 のフレームで組んだロードバイクだったが、これがかっこいいといったらなかった。ツール・ド・国東に並んでいた超高級ロードバイクの数々。
 こうしてロードバイクの知識が蓄積していくと、世間一般の常識とだんだんとかけ離れていくのも分かった。例えば、30万円のロードバイク、と聞けば、普通はぶったまげ、「馬鹿じゃないの?」となるだろう。以前の私もそうだった。そもそも、最初は9800円の自転車からスタートしたのだから・・・。しかし、今はそれなりに価値を認め、そんな値段もどんなパーツが使われているか、どんなフレームなのか、というような視点で見て、それほど驚かなくなった。(買えるかどうかは別だが・・・)それでも、いつかはロードバイクを買いたいなあ〜という気持ちからそれなりに意識してお金を節約して貯金をするようにしていた。

 そんな私の物欲は今年になって、どんどん膨らんでいた。しかし、今の私の資金と家庭の経済状況などから考えると、ロードバイクに出せそうなお金というのはバランス感覚として限度がある。最高級のロードバイクはほとんどのメーカーで120万〜100万というところだが、そんなものは夢物語なのだ。

 今年その物欲を刺激したバイクは次の3台。

○まず、「コルナゴ プリマベラ」というロードバイク。コルナゴと言えば高級自転車の代名詞、C40などはフレームだけでも40万以上もするそうだ。そのコルナゴから17万円代で、ロードバイクの完成車が発売されたのだ。その前の年までは考えられない値段だ。コンポはNEW 105で10段変速というのも気に入った。ただ、さすがにフレームはC40のようにカーボンではなく、アルミだった。

○「ビアンキ VIA NIRONE 7ALU ULTEGRA 105 MIX 」というバイク。このバイクはアルミフレームだが、シートステー(フレームの後ろの部分)はカーボンを仕様しているいわゆるカーボンバックで、しかもコンポはアルテグラと105のミックスという贅沢な作りになっている。しかも定価が17万円代のところをある通販サイトでは14万円代という格安で販売していたのだ。もし、今ロードバイクを持っていない状態だったら、ぜったいこのバイクを買っていただろうと思う。春にトレックを購入したHさんにも実際に勧めたバイクだ。ただ、今2台ビアンキの自転車がある。ビアンキばかりになるというのも「あり」かとは思うが、他のメーカーも乗ってみたい気持ちもあった。

○最後に「ピナレロ ガリレオ」というバイク。ピナレロと言えば、ピナレログランフォンドという大会をイメージする、イタリアンブランド代表でもある。まあ、上のコルナゴ、ビアンキもイタリアンブランドではあるが・・・。私の中ではピナレロというブランドは少し前まではそれほど魅力を感じていなかったのも事実である。しかし、この1年、以前は何か変だな〜と感じながら見ていた、あのぐにゃぐにゃのフォーク(オンダフォーク)を見るにつけ、変だな〜という感覚から、いつしか、かっこいい!という感覚に代わっていったのだ。??ではあるが、事実だからしょうがない。他のメーカーにはない、奇抜なデザインで、とっても目立つ。あのフォークを見るとピナレロだとすぐにわかる。そうした他と違うところに魅力を感じ始めたのかもしれない。コルナゴやビアンキなどに比べ日本では手に入りにくかったというのも魅力の一つになっていた。
 以前はこのオンダフォークは超高級なロードバイクにしか採用されていなかったのだが、06年からピナレロガリレオという22万円代のバイクにも採用されたのだ。上の2台のバイクよりもやや高めだが、カタログやホームページなどで見ると、あのフォークの存在感とデザインのよさには本当にまいってしまっていた。以前はオンダフォークに違和感があったのが、うそのように、このモデルを見た瞬間、一目惚れのような感覚を持った。06年モデルは人気爆発で、ほとんどすぐに売り切れという状態も、物欲の火に油を注ぐことにもなっていた。

 この3台、どのバイクも魅力いっぱいではあったが、イタリアの自転車販売のシーズンとしたら終わりに近かったのか、売り切れが目立ち始めていたので、まあ、今回はなしか〜と思いかけていた。

 そんな時、ピナレロの07年モデルの発表があり、ある通販サイトのお店で8月下旬に入荷するということが分かった。バイクの写真も出ていて、やはり、ガリレオはかっこよかった。当然オンダフォークだし、カラーリングもいい。予約特価という誘い文句もあり、ついに、ついにそのサイトに問い合わせのメールを出した。帰ってきたメールには、ほしい色で私に丁度いいサイズのものも余分にいくらか入荷するという返事。電話でも確認すると、今なら、すぐに発送できるとのこと。ここで、逃すと新たに注文して入荷するのに、また、何ヶ月も待たなくてはならなくなる。清水の舞台から飛び降りたつもりになって、ついに購入する決心をした。

 そして、ついに先日ピナレロガリレオが我が家に来た。やはり、やばいぐらいかっこいい。眺めるだけで1時間ぐらいはすぎていった。存在感ばりばりのオンダフォーク。アルミのフレームは思ったより太く、そのフレームには大きなロゴが・・・左右にあるのは分かっていたが、なんと、下側にまで同じロゴがあった。完組ホイールもM.O.st製なのだが、回した感じは結構いいもののようだった。一度回すと結構長い時間回り続ける。今ビアンキにつけているフォイールよりもよく回る。手で持った感じだけでもビアンキのロードより随分軽かった。体重計に私が乗り、それでガリレオを持って測定したところ、8.6キロという重さだった。ビアンキ(クロモリ)のロードよりも2キロ近く軽い。また、今はやりのコンパクトクランクで、50と34がついていた。これで、激坂にも対応できる。
 まだ、天候の関係で乗っていないので乗り味については後日。



ウッドデッキにピナレロ 絵になる。

   
これがオンダフォーク。すごい存在感。ぐにゃっとしているけど、この形状がいいのだ。

   
ピナレロのロゴがいたるところに、フレームの下の部分にもあったのにはびっくり。 

   
ピナレロオリジナルのM.O.stのパーツ、ハンドルばー、サドル、クランク、ホイールなど。

 
コンポはシマノ105  10スピード

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